今井美樹 8th Studio Album
A PLACE IN THE SUN
FORLIFE
フォーライフレコード
1994年9月2日発売(CD : FLCF-3524)
▼カタログ
・リマスター 2000年11月22日発売 : MIKI IMAI IN THE BOX Disc-12(19CD : FLCF-3814)

Produced by 今井美樹、松田直
最高2位・約61.3万枚

1. 夢
(作詞:作曲:編曲:布袋寅泰)
Sound Produced by 布袋寅泰
(C) 1994 Nippon Television Music Corporation
布袋寅泰さん提供曲。
ごめんなさい。なんか変な曲だなぁって感じてしまった。
布袋寅泰さんが作詞までしてるよ。これが布袋さんが望む今井美樹、女性像なのかな?
ちょっとごめんなさいなのよ。
Guitars : 布袋寅泰
Drums:椎野恭一
Keyboards & Computer Programming : SIMON HALE
2. Martiniqueの海風
(作詞:今井美樹・作曲:編曲:坂本龍一)
Sound Produced by 坂本龍一
(C) 1991 Nippon Television Music Corporation & kab inc.
坂本龍一さんがサウンドプロデュースのお洒落なナンバー。リズムトラックは打ち込みだと思われます。
All Keyboards & Computer Programming : 坂本龍一
Strings Section Led : DAVID NADIEN
Strings Co-ordination : HAL GRANT
3. 輝く街で
(作詞:今井美樹・作曲:上田知華・編曲:小森茂生)
(C) 1994 Nippon Television Music Corporation
シングル『Miss You』カップリング。アルバムの良心みたいな感じで楽曲はかつての今井美樹を求める人にはすんなりと受け入れられるテイストに仕上げられている。サウンドはお洒落かな。90年代のシンクラヴィア期のユーミンみたい。
Keyboards : 小森茂
Brush Share:椎野恭一
Bass : 浅田孟
MIDI Operator : 梅崎俊春
4. Miss You
(作詞:岩里祐穂・作曲:編曲:布袋寅泰)
Sound Produced by 布袋寅泰
(C) 1994 Nippon Television Music Corporation
1994年7月18日シングルとして発売。最高1位、80.2万枚。
布袋さん曲としては初のシングル表題曲。曲といいアレンジといい布袋さん良い仕事されてます。(ただコーラスが…)
サビの『I Miss You』は美樹さんが決めていたフレーズだったそうで、そこから岩里祐穂さんが歌詞を書き上げたとのこと。
日本テレビ系ドラマ『禁断の果実』主題歌。
Guitars : 布袋寅泰
Drums:椎野恭一
Keyboards & Computer Programming : SIMON HALE
Background Vocal : 布袋寅泰、JEFF PATTERSON,、DAWN KNIGHT、松田直
5. 彼はもう来ないでしょう
(作詞:岩里祐穂・作曲:柿原朱美・編曲:松浦晃久)
(C) 1994 Nippon Television Music Corporation
Keyboards : 松浦晃久
MIDI Operator : 浦田恵司
Drums : 山木秀夫
A.Guitars:今剛
E.Guitars : 羽田一郎
Percussion : WACHO
Flute : 井上信平
6. Silent Blue
(作詞:今井美樹・作曲:編曲:小森茂生)
(C) 1994 Nippon Television Music Corporation
無駄を削ぎ落として今井さんのボーカルを際立たせている。幻想的な気分に誘う。
Keyboards : 小森茂生
Guitars:松下誠
MIDI Operator : 梅崎敏春
7. Sweet love, Sweet pain
(作詞:今井美樹・作曲:編曲:布袋寅泰)
Sound Produced by 布袋寅泰
(C) 1994 Nippon Television Music Corporation
今井さんが歌詞をつけた布袋さん提供楽曲。二人の始まりの曲で今井さんから布袋さんへの恋文のような仕上がりになっております。
サウンドは渋谷系を意識したかのような印象のナンバー。
布袋さん曲はやっぱり良いんだけど(苦笑)これ今井美樹向きじゃないよね。
当時なら内田有紀とかアイドル向きだよね。今井さんに全然合ってないよ。
今井さんによる歌詞はまさに布袋さんに向けて書かれたもので間違いないでしょう。
Guitars : 布袋寅泰
Drums:椎野恭一
Keyboards & Computer Programming : SIMON HALE
Background Vocal : 布袋寅泰、今井美樹、JEFF PATTERSON,、DAWN KNIGHT、松田直
8. A PLACE IN THE SUN
(作詞:岩里祐穂・作曲:柿原朱美・編曲:小森茂生)
(C) 1994 Nippon Television Music Corporation
タイトル曲にふさわしく壮大なスケールで展開されるミディアムナンバー。
Keyboards : 小森茂生
Drums:椎野恭一
Bass : 浅田猛
Guitars : 松下誠
MIDI Operator : 梅崎敏春
Background Vocal : 今井美樹
9. 海辺にて
(作詞:岩里祐穂・作曲:上田知華・編曲:坂本龍一)
Sound Produced by 坂本龍一
(C) 1994 Nippon Television Music Corporation
アルバムの最後の曲としては王道すぎるけどやっぱり最高なバラード。
イントロだけ聴くとディズニーの音楽みたいでファンタジー系かなと思うんだけど、歌い始めが『傷ついて私は歩いた』なのでファンタジーではありません。
岩里祐穂ワールド炸裂というか岩里さんから見た今井さんの心の内を描いてるような気がしてならない。山下久美子さんと別れない布袋寅泰が許せないし受け止めきれない自分も歯がゆいけどそれでも愛してゆくわよって感じ。まぁ結局奪い取るんだけど💦
曲は上田知華さん、そりゃ悪いはずがない。
アレンジは教授こと坂本龍一さん。
僕の音楽ファン人生で坂本龍一さんと出逢う機会はほとんどなかったのですが、この坂本龍一さんのアレンジは素敵ですよね。
All Keyboards & Computer Programming : 坂本龍一
Strings Section Led : DAVID NADIEN
Strings Co-ordination : HAL GRANT
10. Watermark
(作曲:編曲:坂本龍一)
Sound Produced by 坂本龍一
(C) 1994 kab inc. & Nippon Television Music Corporation
インストゥルメンタル。エンドロールのバックみたいな印象。
All Keyboards & Computer Programming : 坂本龍一
Strings Section Led : DAVID NADIEN
Accordion : GIL GOLDSTEIN
Strings Co-ordination : HAL GRANT

1992年末の前作『flow into space』ではこれまでがっちり組んできた佐藤準さんから離れて久石譲さんと組み新しい今井美樹ワールドを提示した彼女。
1994年の今作では更に世界を広げ、坂本龍一さんや小森茂生さんをアレンジ等で起用した。また、1992年末に発売した前作『flow into space』では2曲だった布袋さんの曲が3曲となり『夢』という曲では作詞まで担当されています。
…ということで、かつての今井美樹の良さを漂わせつつも、布袋寅泰の侵食が始まる前の最後の作品といえるのではないでしょうか。(ちなみに次作の『Love Of My Life』では布袋さん曲はなんと7曲となるのです)
そういえばこの時期、今井さんはドラマーの方と不倫関係にあると報じられました。そのドラマーとは山下久美子さんのバックバンドにいた椎野恭一さんという方です。
なんかドロドロしてますね〜。その椎野さんはこの作品に参加されてますよね…しかも布袋さんサウンドプロデュース曲でも…。
今の若い子が言うところの『エグっ』て感じですかね。
セールスは『Lluvia』のあと急落した前作『flow into space』の64.4万枚から微減の61.3万枚でした。間にベスト盤とかライブ盤を挟んでいることから考えても上々でしょうか。維持してますよね。
このあと謎のセールス↑となる『Love Of My Life』(1995)なのですがこれってなんだったんでしょうね。思い返せばあの夏、渡辺美里さんが『She loves You』というベスト盤を7月17日に月曜リリースするはずでした。(なんとレコード店に発送されていたのです)ところが、大黒摩季さんと氷室京介さんが19日にアルバムを出すことが決まっていた。この頃のオリコンは月曜リリースにすることで集計日数が多くなるというメリットがあったので月曜リリースが恒例化していましたからね。
例えば17日発売だと19日発売の大黒氷室とチャートの初登場が一緒になってしまう!美里さんサイド(Epic)としても姫のベストだからなんとしても1位を獲らなきゃ意味がないという姿勢だったんでしょう。そこで超異例の発売日変更措置が取られ15日発売に前倒したのです。(月曜発売の商品は土曜日には店頭に並ぶ)
これにより美里姫は土曜発売で初登場が1週早まりまして1位になることとなりましたが商品には発売日が95.7.17と記載されてしまっているロットがあります。
一方、大黒摩季さんは『ら・ら・ら』でミリオン、そして『いちばん近くにいてね』も80万いったのでオリアルでしたが余裕も余裕。
チャートには細心の注意を払い発売日変更を得意としていたビーイングでしたが、相手が氷室さんのベストであろうと発売日を変更することなく出して初登場1位を獲得します。翌週には氷室さんが底力を発揮して1位をもぎ取るわけですが。
そういう夏のチャートバトルが繰り広げられている時期に出されたのが『Love Of My Life』です。
先行シングルが特別ヒットしてたわけでもなく出来も良くないアルバムでしたが80万行ったんですよね。今思えば布袋さん曲が多いので布袋寅泰さんのファンが相当数買ったのかなと分析します。
シングルの大ヒットがあったから売れたアルバム『PRIDE.』(1997)をピークとして今井さんのセールスは下降してゆきます。
98年以降は20万枚売れたアルバムがないのですよ。ベストも届かない状況になります。
僕にとって、ちゃんと聴いた今井美樹はここまでなんです。
『Love Of My Life』は一度聴いてみましたが拒否反応から、もうこれは今井さんではないという想いに達してそれまで。
過去の今井さんのサウンドは玄人と呼ばれるような腕のある豪華ミュージシャンを大量動員して、がっちりと固めて本格派色を出していましたよね。
『A PLACE IN THE SUN』はその傾向は薄れており参加ミュージシャンは少ないです。それでも過去の今井美樹の良さ、質感を辛うじて残しているので音作りに変化があってもまだ受け入れられるのかも知れません。
布袋さん作曲の『Miss You』も好きです。
布袋さんと今井さんが不倫の果て結婚されたのは本人達の自由なので何も言いません。だけど歌手今井美樹の良さを消し去ったのは皮肉にも布袋さんだと思います。
布袋さんが本格的に関わって売れたアルバムは『Love Of My Life』と『PRIDE』だけです。その売れた2作でさえそんなに印象に残っていませんよね。シングルが売れたから曲の『PRIDE』は多くの人の耳に届きましたから残ってるでしょう。
『やっぱり佐藤準さんがアレンジして上田知華さんや柿原朱美さん、MAYUMIさんが沢山書いてた頃が好きだな』
坂本龍一教授による最後のインストを聴きながらこれ書いてますけど…ブックレットに記載されているSpecial Thanks : KUMIKO YAMASHITAがただ…ただ…怖いんです。
個人的評価:★★★★★★★★⭐︎☆ 8

A PLACE IN THE SUN
FORLIFE
フォーライフレコード
1994年9月2日発売(CD : FLCF-3524)
▼カタログ
・リマスター 2000年11月22日発売 : MIKI IMAI IN THE BOX Disc-12(19CD : FLCF-3814)

Produced by 今井美樹、松田直
最高2位・約61.3万枚

1. 夢
(作詞:作曲:編曲:布袋寅泰)
Sound Produced by 布袋寅泰
(C) 1994 Nippon Television Music Corporation
布袋寅泰さん提供曲。
ごめんなさい。なんか変な曲だなぁって感じてしまった。
布袋寅泰さんが作詞までしてるよ。これが布袋さんが望む今井美樹、女性像なのかな?
ちょっとごめんなさいなのよ。
Guitars : 布袋寅泰
Drums:椎野恭一
Keyboards & Computer Programming : SIMON HALE
2. Martiniqueの海風
(作詞:今井美樹・作曲:編曲:坂本龍一)
Sound Produced by 坂本龍一
(C) 1991 Nippon Television Music Corporation & kab inc.
坂本龍一さんがサウンドプロデュースのお洒落なナンバー。リズムトラックは打ち込みだと思われます。
All Keyboards & Computer Programming : 坂本龍一
Strings Section Led : DAVID NADIEN
Strings Co-ordination : HAL GRANT
3. 輝く街で
(作詞:今井美樹・作曲:上田知華・編曲:小森茂生)
(C) 1994 Nippon Television Music Corporation
シングル『Miss You』カップリング。アルバムの良心みたいな感じで楽曲はかつての今井美樹を求める人にはすんなりと受け入れられるテイストに仕上げられている。サウンドはお洒落かな。90年代のシンクラヴィア期のユーミンみたい。
Keyboards : 小森茂
Brush Share:椎野恭一
Bass : 浅田孟
MIDI Operator : 梅崎俊春
4. Miss You
(作詞:岩里祐穂・作曲:編曲:布袋寅泰)
Sound Produced by 布袋寅泰
(C) 1994 Nippon Television Music Corporation
1994年7月18日シングルとして発売。最高1位、80.2万枚。
布袋さん曲としては初のシングル表題曲。曲といいアレンジといい布袋さん良い仕事されてます。(ただコーラスが…)
サビの『I Miss You』は美樹さんが決めていたフレーズだったそうで、そこから岩里祐穂さんが歌詞を書き上げたとのこと。
日本テレビ系ドラマ『禁断の果実』主題歌。
Guitars : 布袋寅泰
Drums:椎野恭一
Keyboards & Computer Programming : SIMON HALE
Background Vocal : 布袋寅泰、JEFF PATTERSON,、DAWN KNIGHT、松田直
5. 彼はもう来ないでしょう
(作詞:岩里祐穂・作曲:柿原朱美・編曲:松浦晃久)
(C) 1994 Nippon Television Music Corporation
Keyboards : 松浦晃久
MIDI Operator : 浦田恵司
Drums : 山木秀夫
A.Guitars:今剛
E.Guitars : 羽田一郎
Percussion : WACHO
Flute : 井上信平
6. Silent Blue
(作詞:今井美樹・作曲:編曲:小森茂生)
(C) 1994 Nippon Television Music Corporation
無駄を削ぎ落として今井さんのボーカルを際立たせている。幻想的な気分に誘う。
Keyboards : 小森茂生
Guitars:松下誠
MIDI Operator : 梅崎敏春
7. Sweet love, Sweet pain
(作詞:今井美樹・作曲:編曲:布袋寅泰)
Sound Produced by 布袋寅泰
(C) 1994 Nippon Television Music Corporation
今井さんが歌詞をつけた布袋さん提供楽曲。二人の始まりの曲で今井さんから布袋さんへの恋文のような仕上がりになっております。
サウンドは渋谷系を意識したかのような印象のナンバー。
布袋さん曲はやっぱり良いんだけど(苦笑)これ今井美樹向きじゃないよね。
当時なら内田有紀とかアイドル向きだよね。今井さんに全然合ってないよ。
今井さんによる歌詞はまさに布袋さんに向けて書かれたもので間違いないでしょう。
もうつらい恋はしないわと
決めた気持ちと裏腹に せつない心
愛している!! なんて言えない
そう誓ったけれど
瞳がまぶしくて…
ah~ 秘かに恋は始まる
Guitars : 布袋寅泰
Drums:椎野恭一
Keyboards & Computer Programming : SIMON HALE
Background Vocal : 布袋寅泰、今井美樹、JEFF PATTERSON,、DAWN KNIGHT、松田直
8. A PLACE IN THE SUN
(作詞:岩里祐穂・作曲:柿原朱美・編曲:小森茂生)
(C) 1994 Nippon Television Music Corporation
タイトル曲にふさわしく壮大なスケールで展開されるミディアムナンバー。
Keyboards : 小森茂生
Drums:椎野恭一
Bass : 浅田猛
Guitars : 松下誠
MIDI Operator : 梅崎敏春
Background Vocal : 今井美樹
9. 海辺にて
(作詞:岩里祐穂・作曲:上田知華・編曲:坂本龍一)
Sound Produced by 坂本龍一
(C) 1994 Nippon Television Music Corporation
アルバムの最後の曲としては王道すぎるけどやっぱり最高なバラード。
イントロだけ聴くとディズニーの音楽みたいでファンタジー系かなと思うんだけど、歌い始めが『傷ついて私は歩いた』なのでファンタジーではありません。
岩里祐穂ワールド炸裂というか岩里さんから見た今井さんの心の内を描いてるような気がしてならない。山下久美子さんと別れない布袋寅泰が許せないし受け止めきれない自分も歯がゆいけどそれでも愛してゆくわよって感じ。まぁ結局奪い取るんだけど💦
曲は上田知華さん、そりゃ悪いはずがない。
アレンジは教授こと坂本龍一さん。
僕の音楽ファン人生で坂本龍一さんと出逢う機会はほとんどなかったのですが、この坂本龍一さんのアレンジは素敵ですよね。
All Keyboards & Computer Programming : 坂本龍一
Strings Section Led : DAVID NADIEN
Strings Co-ordination : HAL GRANT
10. Watermark
(作曲:編曲:坂本龍一)
Sound Produced by 坂本龍一
(C) 1994 kab inc. & Nippon Television Music Corporation
インストゥルメンタル。エンドロールのバックみたいな印象。
All Keyboards & Computer Programming : 坂本龍一
Strings Section Led : DAVID NADIEN
Accordion : GIL GOLDSTEIN
Strings Co-ordination : HAL GRANT

1992年末の前作『flow into space』ではこれまでがっちり組んできた佐藤準さんから離れて久石譲さんと組み新しい今井美樹ワールドを提示した彼女。
1994年の今作では更に世界を広げ、坂本龍一さんや小森茂生さんをアレンジ等で起用した。また、1992年末に発売した前作『flow into space』では2曲だった布袋さんの曲が3曲となり『夢』という曲では作詞まで担当されています。
…ということで、かつての今井美樹の良さを漂わせつつも、布袋寅泰の侵食が始まる前の最後の作品といえるのではないでしょうか。(ちなみに次作の『Love Of My Life』では布袋さん曲はなんと7曲となるのです)
そういえばこの時期、今井さんはドラマーの方と不倫関係にあると報じられました。そのドラマーとは山下久美子さんのバックバンドにいた椎野恭一さんという方です。
なんかドロドロしてますね〜。その椎野さんはこの作品に参加されてますよね…しかも布袋さんサウンドプロデュース曲でも…。
今の若い子が言うところの『エグっ』て感じですかね。
セールスは『Lluvia』のあと急落した前作『flow into space』の64.4万枚から微減の61.3万枚でした。間にベスト盤とかライブ盤を挟んでいることから考えても上々でしょうか。維持してますよね。
このあと謎のセールス↑となる『Love Of My Life』(1995)なのですがこれってなんだったんでしょうね。思い返せばあの夏、渡辺美里さんが『She loves You』というベスト盤を7月17日に月曜リリースするはずでした。(なんとレコード店に発送されていたのです)ところが、大黒摩季さんと氷室京介さんが19日にアルバムを出すことが決まっていた。この頃のオリコンは月曜リリースにすることで集計日数が多くなるというメリットがあったので月曜リリースが恒例化していましたからね。
例えば17日発売だと19日発売の大黒氷室とチャートの初登場が一緒になってしまう!美里さんサイド(Epic)としても姫のベストだからなんとしても1位を獲らなきゃ意味がないという姿勢だったんでしょう。そこで超異例の発売日変更措置が取られ15日発売に前倒したのです。(月曜発売の商品は土曜日には店頭に並ぶ)
これにより美里姫は土曜発売で初登場が1週早まりまして1位になることとなりましたが商品には発売日が95.7.17と記載されてしまっているロットがあります。
一方、大黒摩季さんは『ら・ら・ら』でミリオン、そして『いちばん近くにいてね』も80万いったのでオリアルでしたが余裕も余裕。
チャートには細心の注意を払い発売日変更を得意としていたビーイングでしたが、相手が氷室さんのベストであろうと発売日を変更することなく出して初登場1位を獲得します。翌週には氷室さんが底力を発揮して1位をもぎ取るわけですが。
そういう夏のチャートバトルが繰り広げられている時期に出されたのが『Love Of My Life』です。
先行シングルが特別ヒットしてたわけでもなく出来も良くないアルバムでしたが80万行ったんですよね。今思えば布袋さん曲が多いので布袋寅泰さんのファンが相当数買ったのかなと分析します。
シングルの大ヒットがあったから売れたアルバム『PRIDE.』(1997)をピークとして今井さんのセールスは下降してゆきます。
98年以降は20万枚売れたアルバムがないのですよ。ベストも届かない状況になります。
僕にとって、ちゃんと聴いた今井美樹はここまでなんです。
『Love Of My Life』は一度聴いてみましたが拒否反応から、もうこれは今井さんではないという想いに達してそれまで。
過去の今井さんのサウンドは玄人と呼ばれるような腕のある豪華ミュージシャンを大量動員して、がっちりと固めて本格派色を出していましたよね。
『A PLACE IN THE SUN』はその傾向は薄れており参加ミュージシャンは少ないです。それでも過去の今井美樹の良さ、質感を辛うじて残しているので音作りに変化があってもまだ受け入れられるのかも知れません。
布袋さん作曲の『Miss You』も好きです。
布袋さんと今井さんが不倫の果て結婚されたのは本人達の自由なので何も言いません。だけど歌手今井美樹の良さを消し去ったのは皮肉にも布袋さんだと思います。
布袋さんが本格的に関わって売れたアルバムは『Love Of My Life』と『PRIDE』だけです。その売れた2作でさえそんなに印象に残っていませんよね。シングルが売れたから曲の『PRIDE』は多くの人の耳に届きましたから残ってるでしょう。
『やっぱり佐藤準さんがアレンジして上田知華さんや柿原朱美さん、MAYUMIさんが沢山書いてた頃が好きだな』
坂本龍一教授による最後のインストを聴きながらこれ書いてますけど…ブックレットに記載されているSpecial Thanks : KUMIKO YAMASHITAがただ…ただ…怖いんです。
個人的評価:★★★★★★★★⭐︎☆ 8



